またねがあれば (matane ga areba)

Mirei Touyama

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    おもえばこうかいは、ふたつくらいしかないな
    たんじょうびぷれぜんとが、わたせそうにないこと
    あなたにみせたかったふくが、むだになってしまったこと
    さよならしなきゃいけないこと
    ああ、これでみつめか
    まあいっか

    あなたのせいで、へやをかたさなきゃならないよ
    あまりじかんがないのに、なんてことすんだ
    でもふゆがこくなって、そんなはなしをきりだされたら
    つぎこそはないてしまうから
    はるじゃだめですか

    いやいや、はるのようきにあてられてら
    さすがのあなたも、いいにくいだろうから
    なつにしようなみだもあせといっしょにまぎれるから
    でも、あついのはいやだからあきにしようよ
    なんて、いってみただけだよ

    あなたとすごしたさんじゅうろっかげつのなかに
    はんせいぶんのしあわせと、いっしょうぶんのこうかいが
    うごいて、そだって、はくはんのはながさく
    わたしだけだったのかな

    あなたとくらしたさんじゅうろっかげつのひびは
    いっしょうぶんのしあわせだにどとはないぎょうこうだ
    それは、かわらないから
    あすにはすてるから
    だまってうなずいて、いまははなしをきいてよ

    ふしぎとそのときがきたら、かんたんになけないものだで
    さいあくなきおとそうとかんがえたじぶんがはずかしい

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    むねにあるかなしみのようりょうなんてとびこして
    なみだよりさきにふざけんななんて
    わかってるふざけてるのは、わたしだ

    だらしないねがおかたっぽをさがすくつした
    ぜったい言わないありがとうたまにくれるはなのたば
    そうやって、いつだって、いきてきたはずでしょう
    あゆんできたはずでしょう

    またおなじはなし、なんかいきいてもあきないよ
    すいどうすいのようなひび、たんさんのないこいのうた
    あじのないがむでもわたしはいんだよ
    すてるくらいならのみこんでしまえば、なんて

    おもえばこうかいは、ふたつくらいしかないな
    たんじょうびぷれぜんとがわたせそうにないこと
    あなたにみせたかったふくが、むだになってしまったこと
    ああ、それからね

    ともだちとしてもあえなくなりそうなこと
    あなたのなかのわたしは、いがいとちいさかったこと
    いいたいことも、いわれたいことも、つきあいくらいにあったこと
    まとめればひとつだけなんだよ
    まだすきだったんだ

    あなたがのこしたさんねんぶんのおもいでが
    いっしょうぶんのしあわせが、いっしょうぶんのしあわせが
    またねがあれば、なんてあがくよ

    あなたがくれたねなんかいってもたりないや
    いっしょうぶんのしあわせだまぎれもないこうふくだ
    いいなれないけれど、またねはないけれど
    さいごはわたしのほうからありがとうをいうから
    あなたもわらってよ

    ね、わらって
    ねえわらって
    おもくならないようにいった
    うわべだけのさよならじゃ
    それもいみをなさないんだよ

    それじゃあね

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