歩き出す日々の中に特別な人がほら浮かぶだろ
凍える夜あなたを守るのはそんな人と気づいた思い出たち

この小さな手のひらで未来をぎゅっとぎゅっとぎゅっと掴むのさ

雨上がりの空に、ほら
虹がかかるよ
そんな日が来るさ
今膝をつくあなたもそう
何度だって立ち上がれるさ

季節にはまだ早い赤とんぼ
夕立を予感して雨宿り
ざわめく空からぽつぽつと胸を撃つ雫と笑い声

どしゃぶりの雨の中君の手をぎゅっと掴むのさ

太陽が顔を出す
ほら先刻までのどしゃぶりが嘘みたいに

今静寂を切り裂いて虹がかかるよ
そんな日”は今日さ
雨上がりの空にほら一陣の風が吹いた