なくした色は
遠い日の記憶
古い絵の具の箱
そっと開ければ

幼い友が
いつもいたよね
変わることない
あの笑顔

二人で夢を
描いた、心
のキャンバスまだ
色褪せない

君の手と僕の
手を重ねた日の
ぬくもり

人はなぜ
愛しさと
憎しみを合わせもっていつも
生きるのだろう

喜びと
悲しみを
絡ませつむいだ
青春の
永遠の絆
花の鎖よ

過ぎ去った歌は
遠い日の記憶
散らばったほとの葉
拾い集め

目も眩むような時を
過ごした
そばにいつも
君がいたね

二人で音を
重ねた、胸の
五線譜は永遠
に消えない

二つの声が
響き合う心の
ハーモニー

神はなぜ
めぐり逢い
別れ行く運命を
人に与えたのだろう

溢れ出る
この涙
川となり花の棺
のせ流れてゆく
トワのメロディー

人はなぜ
愛しさと
憎しみを合わせもっていつも
生きるのだろう

喜びと
悲しみを
絡ませつむいだ青春
の永遠の絆
花の鎖よ

神
さえも切れない
魂の
花の鎖