ぱっと見きれいな幸福の偽装
メッキが剥がれ落ちた
一枚の薄皮剥がれた先で
グロいものが何か埋めいていた

人間の間に沈んでした
どす黒いものが暴発する日
それにずっと怯える僕たちは
冠まな死の中にあるみたいだ

無力を呪う声と
救いを祈る声が
混ざったような歌が聞こえる

全てを飲み込んでしまうように
進んでいく聖者の行進
弱い僕らさえも許して
連れ去ってしまう
破壊でもなく救済でもなく
全てを鳴らす聖者の行進
打ちのめされてしまった僕らの
憂いを払ってくれ、なあ

どうして僕たちの幸福の種は
一向に芽生えないの
一体どれぐらいの暗い闇の底で
泣いてもがいて過ごしたらいい

山積みの不幸の上に立つ
見せかけの理想薄ら寒いね
平穏な日々は帰ってこない
変狂もたらす僕らのマーチングバンド

産声を上げた日から
悲しみを知った日から
僕らは摩耗していった

無力を呪う声と
救いを祈る声が
混ざったような歌が聞こえる

全てを飲み込んでしまうように
進んでいく聖者の行進
弱い僕らさえも許して
連れ去ってしまう
向かう先で待っているのが
楽園だろうが地獄だろうが
このパレードは進み続けるだけ
怒りや悲しみの歌を歌いながら

罵倒する悪魔を踏み潰して
震える心臓が止まってしまうまで