たそがれいろにそまる うつろなまちをぬけ
ひとりであるいてゆくよ そらはつながってる
おともなくとつぜん ふきぬけたかぜは
きみのこえをかきけした
おともなくとつぜん ふりだしたあめに
とまったせかいがうごきだす
おわりなくくりかえすきせつと
ながれゆくけしきのなかで
いつか「なにもかわらなかった」と
またわらうひがきてもかまわない
うしろにみちはつくられてゆく
きょうもあしたもあたらしいかぜをさがし
また、たびにでる
いろとりどりのとりたちがすごした
かわいたきぎはかぜにぬれる
なにかかわるとしんじてたびだった
あのひはきょうもいろあせずに
おともなく、とつぜん、ふきぬけたかぜは
いちまいのかれはをおとした
おともなく、とつぜん、ふりだしたあめに
とまったせかいがうごきだす
しらないゆうひとであうたびに
かわらないなにかをみつける
おともなくおともなくふりつもるかれはを
ふみしめ、ふみしめ、あるいてく