空が今閉じられた「始まりの鐘」が響く
お前の中にいる
私はそこにいる
ねじれて染まる記憶
遺伝子のはこぶね
揺れて遠い遠い
終焉の地を
目指せ
呪いを解く時が来た
ただそれだけ
捧げるだけ
過去のすべて
だけど
いつかいつかいつか
いつの日かまた会える
お前が地上のどこかで
待つ限り
惜しむべきものはない
共に生きた証
甘い唇噛み締めて
この命
この愛も
切な
抱きしめた
我が身
皆お前に
くれてやる
昨日までのお前
希望と悲しみに
操られた人形
ぎこちなく動けば
影も消える世界
足音だけが
救い
出口のない疑いは
有り地獄さ
涙こらえゆくなと止める指
何も何も何も
何もかも
夢なのか
夕焼けが三色に
溶けてゆく
終わりなき転生よ
眠るような白い骸
やがて風はそよぎ
空が今
閉じられた
ここは嘆きの王国
闇よさあ我を呼べ
病んで尽きた世界
再び光るというなら
惜しむべきものはない
共に生きた証
甘い唇噛み締めて
この命
この愛も
切な抱きしめた我が身
皆お前に...お前だけに
くれてやる