へいてんまぎわカフェのすみで
くたびれたろうしんしに
うえいとれすがさめたゆうやみを
かけたグラスにさーぶして
はろーやみよやさしいやみよ
ゆらゆらとにじむランプよ
あたたかみもふたしかさもともしていま
であったよろこびもなくしたかなしみも
きざんだはだあかりがてらす
あざやかなおもかげもだきあったとおいひびも
つきひがながしてしまうのだろう
さようならはいえなくても
もうにどとあえなくても
やみがそっとあたりをつつんだ
しゅうでんがすべりこむよるの
きれはしをひろったしょうねんに
うえいたがもえあがるあさを
あたらしいカップにさーぶして
あでゆうやみよやさしいやみよ
あとすうふんでのぼるあさひよ
むなさわぎもまずしさもてらしてほら
あしどりがおもくてもにもつはかるいだろう
たびじはこれからさほら
かれがいつかおいはててもいきたえてしまっても
きみはかまわずすすむんだよ
さようならきょうというひよ
もうにどとあえなくても
あさひがそっとあたりをつつんだ
まほうのようについてしまうのだろう
おもいもほねもひふも
であったよろこびもなくしたかなしみも
つきひがながしてしまったよ
あざやかなおもかげもだきあったとおいひびも
つきひがながして
そらがすこししらむころ
まちのもやははれるだろう
たびじはこれからさほら
ぼくがいつかおいはててもとだえてしまっても
きみはかまわずすすむんだよ
さようならいとしいきみよ
もうにどとあえなくても
あさひがそっとあたりをつつんだ