いやになってほうりだして
むだになったことだって
てでひろってつみあげた
それだけが、ここにあったのです
かなしくてなきだした、そのめはまるでしょうじょ
てでぬぐっても、なみだがほろりとこぼれおちたのです
とまどって、あせったかおになってかれはかたまって
それだって、このせかいのようそのひとつ
かのじょがないたりゆうにだって
ひびのにごったたいだにだって
ぼくのおくとおくでつながったようなにおい
だれかがもったあくいにだって
なもしらないまちのよるにだって
ひどくふさぎこんだきみとだって
つながってつづいているのだろうか
それをしらべてみよう
かたみちのバス、あめふりのにおい
こどもたちはちいさなねいきをたてて
それをきみがながめるかおもせかいのようそのひとつ
かのじょがないたりゆうにだって
ひびのにごったたいだにだって
ぼくのおくとおくでつながったようなにおい
だれかがもったあくいにだって
なもしらないまちのよるにだって
ひどくふさぎこんだきみとだって
つながってつづいているのだろう
そうだ
しろく、しろくぬろう