二千二十一年古本屋で見つけた漫画
少年は フェンダーテレキャスターに夢を乗せていた
寝転んでいた私の心はひねくれて
なりたくないものに染まろうと思った
二千二十二年ショッピングモールで
寝転び泣き続けてる子供達を見た
その素直さが羨ましかった
もうごめんねしか言えなくなってた
バカにする事は誰にだってできることだ
自分の心が寂しくなる夜も
言葉は生きている
まるで駄目な女子高生はバンドマンになった
地下室音楽が君の涙を飲んでくれる
まるで駄目な女子高生はバンドマンになった
ウイルスに奪われた私たちの逆襲だ
言葉が君と生きる
二千二十三年下北沢ライブハウスで
バンドの出待ちをする少女達を見た
「今日も良かったよ 特に表情が良かったよ
因みに私の名前はもう覚えてくれましたか」
二千二十四年私は私を嫌いなまま
ひねくれた心だけが歳をとる
何になれる? 何になれる?
私は何になれる?
何にもなれない 私何にもなれない
まるで駄目な女子高生はバンドマンになった
地下室音楽が君の心をあつくさせる
まるで駄目な女子高生はバンドマンになった
電車で泣いたあの夜は無駄じゃなかったよね
言葉が君と生きる
まるで駄目な女子高生はバンドマンになった
地下室音楽が君の涙を飲んでくれる
まるで駄目な女子高生はバンドマンになった
ウイルスに奪われた私たちの逆襲だ
言葉が君と生きる
まるで駄目な女子高生はバンドマンになった