さくらまいおちてゆく
そらからはがれるように
あなたといたおもいでは
ずっとぎゅっとだきしめてるから
さくらまいおちてゆく
さらってひとつのこらず
こころまっしろなまま
ことしもここにきているよ
そっとよこをとおるかぜが おもいでをつれてく
どんなことだってふたりなら
こえてゆけるといっていたのに
さくらうたうたいながら
あなたよぶわたしはひとり
らいねんは どんないろした
さくらがさいているとおもう
"ふれたこゆびどうしをこのままむすんでしまいたい\"
おもわずいきをとめてたあの日がきのうのことのよう
ふっとまうえにうかぶのは
まんかいのはなびら
まってたってもうだれもこない
ゆれるおもいはおいてきたんでしょう
さくらうたうたいながら
あなたをまつわたしはひとり
このこいがおしえてくれた
へいぼんなひびこそあいと
[じゃあね、さよなら]とのどの奥まで
つきさすようにあなたのこえが
さくらちらないで
きおくにしないで
わかってるけど
きづいているけどは
さくらうたうたいながら
えいえんなんてないとしった
くやしくてせつないけれど
このこいはえがおのままで
さくらうたうたいながら
あなたよぶわたしはひとり
くやしくてせつないけれど
あしたにはわらえるように
はるかぜにさいごのうたを