こんやはひとりでなかせておくれ
もうふにくるまりひみつのくにへ
とどかないのにもうとどかないのに
とどかないのにおぼれてしまう
いつかはかがやくちょうになれると
たえしのんでみたのはだれのためだろう
まださむいからほらまださむいから
まださむいからそういいきかせた
やりのこしたことばっか
そのくせからだはうごかないようだ
あふれだしかけたおもいも
あのこにつたえそびれてしまった
きのぬけたたんさんばかりのんで
いきたふりをしてんだよ
まだまだまだ
さよならみはてぬまちをゆく
きみとぼくのしらないだれかにささぐ
いばしょはどこにもみあたらない
きっとないているんだねぼくもおなじさ
かぜがふいたこれでさいごだ
まどぎわたたずむしょうじょのよこで
いたずらにわらうてんしとあくま
よるはふかいからまだよるはふかいから
よるはふかいからいっしょにねむろう
いぞんこそがあいだって
しあわせのかずばかりこいあった
みぎにならうことさえもできない
ぼくはぼくだってかって
なきつぶれてはまたあさをまって
こうかいしているんだろう
まだまだまだ
ごめんねつよがることさえも
いまはむずかしくてなみだにそまる
こんなにきれいなほしぞらが
なぜかはなびみたくはじけてみえた
かぜがふいたこれでさいごだ
からだがしずんでいく
ねむりにおちていく
すべてがゆめなら
いますぐだきしめたいよ
さよならみはてぬまちをゆく
きみとぼくのしらないだれかにささぐ
いばしょはここにもみあたらない
きっとないているんだねぼくもおなじさ
またどこかであえたならいいな
かぜがふいたこれでさいごだ