ふかいふかいきりにのみこまれた
ここはどこだなにをしたか
くらいくらいやみをただひとりで
おもいあしをひきずって
げんじつはざんこくなかんじょうでみちていた
くずれゆくひとのさけびごえだけ
ふるえてるこのからだぼくがみたさんげきを
うけいれることはできずせをむけた
ひどくいたむきずをごまかせずに
ゆびでそっとおさえつけた
こえをころしうずぐまってないた
なにをおそれきえたのか
ひとはみなふりおろすしゅくせいのそのつるぎを
まもるべきひとのかなしみでさえ
ぼくはただながめてたこわれゆくこうけいを
からみつくかぜにさえぎられても
そのうでをそのあしをそのくびをゆるさずに
このこえもかんじょうもなみださえのこさずに
そのうでをそのあしをそのくびをそのいみを
なにもかもおわらせるかなしみものこさずに
きえないかんしょくきえない
げんじつはざんこくでちぬられたにくしみで
このみみにきこえたのはそのうた
ぼくはただめをとじたくらやみにのまれゆく
こえはもうとどかないだろうにどと