おまえがものをいわぬものならば
こわしてそれをなおしまたこわして
なんどもいたみをあたえられるのに
まぬけなあなのようなくちびるには
ほほえみいじょうなほどどくをふくむ
かつてうばわれたきおくが
ふうかしてきえさったら
なにごともないようにゆるしてしまいそうなのが
なによりこわい
このめからみえるせかいがつねとちがったとて
それでいいのさかまわない
このさきがただひとりでも
うすらさむいそのそんざいのすべてをひていしよう
けがれたねがいかなうなら
ぞくをたちきりおにもなろう
だえきにまみれたことばは
なかみのないへりくつ
いきをするかのように次々と生み出されて
それらは意味などなさない
くうきょうなただのおとだ
ひとりぶたいのどうけ
おまえはきづいているのか
それともいなか
このめからみえるせかいがつねとちがったとて
それでいいのさかまわない
このさきがただひとりでも
うすらさむいそのそんざいをなんどもひていしよう
よせてはかえすちのにおい
ただようここはらせつのにわ