あとすこしだけぼくはねむらずに
へやをくらいうみだとしておよいだおよいだ
あとすこしだけぼくはねむらずに
もぐりこんだふとんのすなでほらあすをみえないようにしていた
いたいのはまだまだなれてないからかな
ぼくはすなふかくふかくうもれてしまったんだ
あとすこしだけぼくはねむらずに
ゆかをふかいうみのそことしてさわったさわった
あとすこしだけぼくはねむらずに
ぬぎすてられたふくがほらまるでぬけがらにみえたんだ
いたいのはまだまだなれてないからかな
ぼくはすなふかくふかくうもれてしまったんだ
あとすこしでぼくはねむるだろう
へやにすべりこんできたひかるがまるでなにかをいうようだ
いたいのはまだまだなれてないからかな
ぼくはすなふかくふかくうもれてしまったんだ
いたみにまだまだなれてないぼくだからいまは
あすのすなふかくふかくうもれてねむるんだ
ぼくはすな
ぼくはすな