きっとさいごはここにかえってくるとおもう
せかいのはじまりはふたりでみていた
いちどだけそのばしょにたしかにとどいたから
このてをはなしてもこわくはないのにどと
からっぽのからだにふりすもっていくきおく
わたしはすこしずつつくってみたして
そんなふうにひとはひとのかたちになるの
わすれたくないおもいこころにかさねて
どこまでとおくゆくときにも
わたしはここにきみのなかに
きみをみちびくほしのように
ずっといるわ
きみをはなれていくときにも
むねにきざんだあのばしょへと
わたしはきっとかえるから
ふりむかずにいくわ
からっぽだったむねにあいというゆうのきおく
きみがあまくにがくそそいでくれた
いちどだけきみのなかたしかにとどいたから
このてをのばすことこわくはないのにどと
たとえいまみつからなくても
たいせつなものはまだあるの
きみをただだきしめたよるに
たどりついた
きみをはなれていくときにも
わたしはここにきみのなかに
きみをみちびくほしのように
ずっとそばにいるわ