じゃあ「幸せにする」って言ったらどうする?
バッドエンドわかっててもページをめくる
鏡みたいな瞳に映った瞬間
僕の輪郭が見えた
覚悟なんて追いつかないほど
これはおとぎ話じゃない
「二人で痛みを感じたい
呑み込んだ孤独を分けてくれ
あなたなしじゃ
息することすら忘れてしまう」
「本物に出会うまで
偽物じゃ満たせない」
ずっとそうやって生きてきた
答えを探し始めよう」
本物かどうか考える暇もなく
気づけばあなたに溺れていく
でも本当は
僕に興味ないあなたが良かった
仕方ないね、これはもう
おとぎ話じゃない
「二人で痛みを見よう
あなたの孤独を僕が飲み干すから
抱えてきた呪いの名前を
全て教えて」
確かな未来、エンドルフィンの歴史
メタフィクションと名乗る名前
事実の中で
白昼夢、アルカリ、滞る言葉
アナグラムとイニシャルで
漂白されたあなたの行方