あめのふるきよとの
あらしやまをふたり
いきをきらし ながら
のぼりはじめてゆく
ひとつのかさをふたり
おまえとのせかい
さむさにふるえるこえは
きりのなかへきえてく
でもいまはあのわらいがをも
つめたいあめもみんな
すべてぼくひとりのおもいでのなか
やがてくるはるになみだをうずめ
すぎさるふゆをこころでうたい
おまえのかげをだきしめる
あめのふるきよとの
あらしやまをふたり
いきをきらし ながら
のぼりはじめてゆく
おおつぶこつぶのあめは
まるでなみだがたり
くらいくものしたで
あいをたしかめあふ
あのときのおまえのことばは
さびしさのなかにしがみつき
ぼくのこころまでもこどくにしばられる
やがてくるはるになみだをうずめ
すぎさるふゆをこころでうたい
おまえのかげをだきしめる