夜の顔を鏡で映せばなんて悲しい顔なの
強がりばかりで素直になれないなんて悲しい顔なの
こんな私のどこが好きなの
なぜにそんなに優しいの
私が可哀想に見えるから
それとも懐かしく思えたから
気まぐれだったらやめてちょうだい
本気で好きになりそうだから
あなたの前では綺麗でいたいし
可愛い女でいたいの
厚化粧は嫌いでしょうでも今の私
昔の私じゃないから
私はいつも嘘をついてきたわ
お前はいつもそう言うけれど
消してそれは裏切りじゃないんだし
そこまで自分を責めることもないさ
お前の素顔が綺麗だったからこそ
あの時手鏡贈ったんだ
お前の過去を化粧で隠すためじゃなく
素直な心を映せばいい
誤解しないで聞いて欲しいんだ
俺が今までしてきたことは
時の掌の中でお前に示した
精一杯の愛だったんだ
さあ化粧を落としたら髪を解して
このまま静かに眠ろう