そうおれはゆめをつかむもの
やぼうのためかたなをあかくそめる
せんごくのよがよであるから
なにをぎせいにしてもてんかをとる

なにもかもかえりみずに
こきょうのははにもてがみかけず
おのれのみにくさをしり
きづけばからだはちにそまった

ざんこくないくさのあと
おれたちはやぶれたひと
はいしゃにはすくいさえもなく
むじょうにあめはふりそそぐ
ぼうひょうにゆめはつゆとちる

とおくむこうからきこえてくる
やさしくかなしいせんりつ
しょうじょがどこかでうたってるようだ
すきとおったこえがひびきわたる

ふと涙こぼれおちた
ふるさとがおもいあかんだ
うたごえがぼくにきづかせた
へいおんがいちばんたいせつだと

もしうまれかわれるなら
このこえのしょうじょのように
うたごえでひとをすくえるような
そんざいになりたいとおもうんだ

いまのおれがそうであるように
だれかのおもにをはずせたならああ