いつからかそばにあったみらいを
そっとかみしめてみる
どんなことばで
どんなしぐさで
きみをまもれるだろう
じかんのはてまで
つくりたてのうたはすこしむずかしくてくちずさめず
あたまのなかながれているふめんなぞっている
あの日ぶきようにかわしたやくそくがずっと
こだまのようにみみのなかをうめてく
いくたまわるあさとよるこえて
きみのほわばおぼえて
かぞえきれないうんめいのたば
そのなかからたぐったせかいをいまそっとあるきだす
あしたがかわるのなら
たとえすがたがみえなくなっても
じかんをつないでいく
きみとならいける
ふりかえれば
さびのようにこびりついたきおくのやま
いちどいきをついたしゅんかんとらわれる
だれもいるはずない
それでもおしよせる
あわいきぼうのねがむねのはしをやぶった
ここからはじまっていくきせき
つむぐのはねがいのいと
どんなあしたを
どんなみらいを
つくりだせるのだろう
あめがふりつづくかなしみにも
やがてひはほほえんで
そらとちめんにふたつのせかい
やさしくうつしだすよ
どこまでもいける
いつからかそばにあったみらいは
さいしょからここにいて
きづけなかったあの日はとおく
にどともどらないけれど
いまからはじめるよものがたり
ふたつのせかいはもう
きょうかいのないひとつのけしき
ねがいはつづいていく
どこまでもずっと