なけばいい なくがいい
きずおうびゃっことなり
あふれるちなめとれば
にしのそらにたれるゆうづつ
まなこにうつったせかいがすべてと
はこにはでうたうあいのさむさ
かわぞこのあしはつちにふれたかい
よごれぬからだはどこにながれつく
きょうをほふる
あすをころす
きみをみうしなう
まだふたり
であってもないといのにね
わらえばいい わらうがいい
こうらまくへびのように
もじるはらくろぐろと
そんなやつもすてきかもね
みぎやひだりのああだんなさま
ぜにでかえますか
みのほどしらぬゆえに
のぞむものみなてにいれます
だれもがかかえるやみというまもの
つきかげのさやにふうじこめれば
みたことないゆめ
あざやかにとがれ
おそれるものなどめのまえにはない
ぼくはこたい
きみはこべつ
ちがうばしょをいき
つながっていたければ
ともにはねをもげ
とべばいい とぶがいい
ほのおのすざくのように
まじわったぼくたちは
よるのはてのじゅうじせいだ
どこにおちてもおにのずじょうか
せをつきやぶるつの
うしろゆびさすひとの
つめよりいくらかあたたかい
なきたけりゃなくがいい
きずおうびゃっこのように
ふきだすちなめとれば
ひがしのそらおよぐらいう
いかりたきゃいかればいい
きばをむくりゅうのように
あおざめたきせつには
ちらすはなのうろこもなく
ひはまたのぼるまだただのぼる
くれないのえんじん
さあぼくのむねをねらえ
ここはさいごの
けっかい
ばくしん