いくらことばつくしても
どんなこえでさけんでも
ひとはひとのこころのそこ
うつしだせはしない
けがわにくるまれ
めざめたあかごは
やせいのまなこでわらう
あくむはぼくのゆりかご
よごとかいならされた
こどくはけもの
ながいつめをとがらせ
くいこませていく
おのれのあつくたぎるひふをえぐって
だてんしたちをだきよせ
サタンとくみかわすのは
memento moriいばらのもり
ひつぎをぬらすびしゅ
ぼくのゆびがなでるのは
ライオンおうのたてがみ
がれきのじょうへき
ときのいせきこえ
いくどうけるのだろう
しのせっぷんを
こくいのにそうが
そだてるばらには
ひめられたしべのかおり
うみはじけるきずのとげ
うすべにのまぶたとじ
ねむれるきみは
ひとりしろいからだに
つきをはべらせて
かがやくとおいひびのゆめをさすらう
かみにいのりささげても
あくまにすがりついても
memento moriきおくのもり
ぼくはやみのなみま
きみのむねがかこうのは
ひとになつかぬユニコーン
つにたてつかのま
あまいよちむをみせ
いつかめぐりあおうと
つたえておくれ
このあしがふみつづける
どこまでもはてなきみち
ぼくはぼくのそのかなたを
しることはできない
うつつとゆめはどちらに
いまぼくらはいるんだろう
たがいのおもいが
つながったしゅんかんが
おわりなきものがたり
real fantasy