りょうちのはずれのもり
あなたとしゅりょうごやへ
しっくいのながいへや
わしのはくせいがむかえる
ヴァニタスのえをかざり
そのよこにはおじかのくび
きょねんのあきのわたしのえもの
じゅうしんのなかをみがく
ていれはおこたらぬよう
すこしでもさびつけば
なうてのうでまえもにぶる
のしかかるこのおもみ
かかえるときのこうこつを
きょうはあなたにおしえてあげる
やっきょうつめたら
むかえけものみち
こだちよこぎっていくかげに
おとをたてずちかづく
たぎっていくちは
このからだにめぐれる
やせいのあかしなのか
いきをころしかまえよ
さあわたしのみにめが
かみになるしゅんかん
じゅうせいしょうげきめいちゅう
ナイフでのどをきって
ちをぬくとりははねを
けものはかわはで
ほねにそってはらをさいて
あたたかなないぞうを
きずつかぬようえぐりだす
これがせいめいめぐみみなもと
いぬにもあたえよう
りょうりにんはいない
りょうしのようににくをさばき
てつのなべでにこもう
そのかんあなたと
くべるだんろのまえで
つがうどうぶつになる
ほってったかたにきばを
ふるえるあしにつめを
こぼれるぶどうしゅ
あふれるにくじゅうきょうして
ありがたくたべる
ひとしずくもひとかけらも
のこさぬようからだへ
わたしたちはまた
これでいっしょうのなかの
とうといいちにちをいき
みたされるよろこびを
くりかえすかつぼうを
しぜんのおそれを
つながるおのれを
だいちのうえいつかは
おわれふしたこのみが
さだめというやにかられる
さいごのひまで