そらをさきはしるせんこうのやは
てんのはなったなぐさみとなろう
またたくまぶたに
ほんとうのこうけいを
うつさぬまま
かわされながれる
あわれみとなみだに
なにがやどる
きずついていないあし
だいちをかけてゆく
さしのべるためのうで
まだだれかへととどく
このみにくいよにうまれたことを
いつかのこれるほこりとするため
おのれはおのれであり
むれのなかでも
まようことなかれきみ
ながれにさからえども
ひとがあらわれるはるかなるかこ
しんだほしのひかりがいまおちる
うみやまもりとかぜと
ともにめざめた
ことばもうたももたぬ
はじまりのときのように
おそれなきしずか
うつくしいせかいのれいめい
がっしょうのように
となえられるあいの
うすらさむさ
ひとはあやまった
いきものではないと
いききれるのか
まもられるためのたて
それだけではたりず
さつりくのためのぶき
りょうほうかかえている
このみにくいよでであえたことを
みらいにむけたいのりとするなら
われらはわれらであり
こどくのはても
わすれることなかれきみ
あすはとおくにあれど
そらをさきはしるせんこうのやが
てんのはなったいかりとなろうと
やみをもたぬうちゅうの
そのかたすみで
めくるめくめつぼうは
おわりのときではなく
すべてのはじまり
うつくしいせかいのさいらい
このみにくいよにうまれたことを
いつかのこれるほこりとするため
おのれはおのれであり
むれのなかでも
まようことなかれきみ
ながれにさからえども
ひとがあらわれるはるかなるかこ
しんだほしのひかりがいまおちる
うみやまもりとかぜと
ともにめざめた
ことばもうたももたぬ
はじまりのときのように
おそれなきしずか
うつくしいせかいのれいめい