あおいカーテンにぶらさがって
ぼくをみおろしてるおもいでたち
しかたがないだろう
ぼくはまどをあけて
はるがおわったことをしった
それなのにひともいえもそらも
なにもかわらないまちが
かなしかった
ことしのなつははなびにいこうね
きみがのこしてくれたものを
みつけるたびおもう
ああなぜきみを
しんじられなかったのだろう
にどともどらないと
しっていながら
きっとすてられずぼくは
たいせつにしてしまうのだろう
なにもかも
なにもかも
テーブルのうえのきずひとつに
きみをみつけているげんじょうでは
あたらしいこいはまだできないだろう
きみはどうだろう
ぼくがいなくてもだいじょうぶかい
すこしひろくなったへやが
かなしかった
ふたりでかったものをかぞえても
きみのことばをおもいだしても
またおもいしるだけ
ああほんとうに
おもっててくれていたのに
ことしのなつははなびにいこうね
きみがのこしてくれたものを
みつけるたびおもう
ああなぜきみを
しんじられなかったのだろう
にどともどらないと
しっていながら
きっとすてられずぼくは
たいせつにしてしまうのだろう
なにもかも
なにもかも