たまごかけごはんです
ぼくはひとりきりで
べんじょのこしつひるさがり
こどくがスパイス
あくしでんとがおきる
ふおんないにおいする
となりのやつがレトルトのカレーをくいだしたほんきか
ちょっとまってよ、といれでカレーをくいだすのは
まなあしらずってやつだろう
このこどくまもりたい
ほかになにもないから
すべてをうしないこのくうかんすらうしなってく
ゆうきだしかべなぐり
となりのこしつみた
そこにはもうひとりのぼくがすわっていた
たまごかけごはんです
すうふんまえまでわ
いまはふやけたなにかです
はやくたべなくちゃ
なぜかひとはこどくを
あいしてしまうけど
いまのぼくにはどういはできないけどりかいはできるよ
はなにつくどくとくのにおいがなんでだろう
ものすごくおちつく
このこどくあいしてる
そんなじぶんがすき
ともだちにもだれにもいえないびたあなひみつ
こころはつよがっていても
からだはないていた
たまごのしろみのようななみだこぼれていた
このこどくまもりたい
ほかになにもないから
すべてをうしないこのくうかんすらうしなってく
ほんとうはこのへやで
あくまをそだてている
このせかいのりあじゅうたちにわざわいを
ラララ
ラララ
ラララ
こしつでたべるごはんは
ぼくをうらぎらない
べんじょのちゅうしんでぼくはさけんだのさ