だれかのこえがきこえた
もうこえにならず
つめたいくうきとえがお
ひとつにいもつまとめ
とまらないようにひとりきりの
せかいかえてよずっと
そまらないようにながさないように
そっとみていてとくりかえし
かいだんのぼったそばからさんぽおつほらみてなきえてんだ
てをのばしたらまたとおくなっててもさよならいわないで
だれもいないこのせかい
もうこえにならず
かざられたじゆうとうそ
すぐきえそうばかみたい
おわれないことおわりたいの
つなぎたいのにずっと
さわりたいのにさわらないのはみんなきっとおんなじだった
さいごのかいだんのぼったさきにはもうせんじんがひとりわたしだった
てをのばしたらすぐにこわれそうで
もうなにもかもいわないで
とまらないようにひとりきりの
せかいかえてよもっと
そまらないようにながさないように
そっとみていてとくりかえし
かいだんのぼったそばからきおくないまっかさまくずれてった
てをのばしたらまたとおくなっててもさよならいわないで