ときがだんだんぼくをおいていく
とおいまちにわすれたはな
いつかさんざんみたゆめのあお
きみがながすなみだ
こごえそうなよるのつきあかり
ときをきざむかざぐるまに
うごけないこのぼくのよわさを
おこられたきがした
くるりくるりかわながれ
くるりくるりはながさき
くるりくるりまわりだす
すこしだけせのびして
かぜおこせそらのなみまに
あおくさいりそうをきざめ
はるをこえくもにかくれて
せがのびたならまたあおう
ただしさもしんじることも
きずついたあの日のことも
いつまでもこのむねにいだき
いばらのみちへかぜ、ふけ
きみのたんたんとおどるおとが
いつになったってぬぐえない
きみのくったくなきわらいがお
だきしめたかった
だんだんよるがはやくなる
だんだんせがのびていく
だんだんおもいつよくなる
だんだんばけものになる
くるりくるりあめがふり
くるりくるりはながちり
くるりくるりおもいだす
どろだらけのほこりを
かぜおこせせかいをゆらせ
ひるがえせおもいのままに
きずだらけなさけなくとも
わがものがおでてをふろう
あのよるにはなしたみらい
かなはなくとも美しく
かざぐるまおいていくから
いつかだれかにかぜ、ふけ