"いとしい\"いがいはむげんで
からっぽのグラスをくちにした
"けれどいつかきずつけあうのよ\"
ぼくのそばでかのじょはないた
くすりゆびがさわれるあたりまえ
"ぼくはここにいる\"
"いとしい\"いがいはむげんで
かなうことをねがう、それだけで
"やめて。それもむなしくなるでしょ\"
ぼくのそばでかのじょはないた
くすりゆびがさわれるあたりまえ
"ぼくはここにいる\"
たねをちにまいたかれたつちにまいた
"なにもさかない\"とわらってよぼくをみたまま
"いとしい\"いがいはむげんで
うでのなかに強くとじこめた
"これできっとかなしくないだろ\"
ぼくのなかでかのじょはないた
そらはくらくしずんでかごのねやはしずけさをました
"やみがさっきのぞいていたよ。そこはずっとあたたかいのだろう\"
つきにおもいをはせるくらげみたいにふわふわでいよう
そしてぼくのゆびもおちたら、きみをだいたまま