あるひのあさ
Tokyoというまちにでてきたんだ
まーたらしいトランクに
あふれるほどすみこんだゆめ

じょうきょうすればゆめみてきたはずの
せんじんたちが
つめたいまちだなんて
ひにくいっているなんて
おんちりゃずな

そうおもいおなじようにくらしてみりゃ
めとあてられないじょうたいなのさ

むちゅうでおいかけた
こわいもんなどなかった
あのころのぼくはただ
そらたかくとべるきがしてた
ゆめにやぶれては
かえりたくなるとき
ふるさとにこがれるなんて
むしがよすぎるかな
Tokyo

ねんがんだったこのまちでくらして
はやにねんがすぎ
ほんらいいるべきpositionにはいないと
ぼやくぼくだけど

それはそれでね
いとしくもあって
ふしぎとけっかおおらい

ともにもめぐまれ
あいするともふえた
でもそれとどうじにね
こどくにくれるひもあって
ざざせつをしっては
ひとのいたみをしる
それでもちにあしつけてあゆむ
まちをきょうもひとり

たいせつにしてたゆめ
いつからか
ああぼくはおざなりにして

にげだしたいのか
ふんばりたいのかもね
ときどきわからなくなる
そんなとき
またそらをみあげ

むちゅうでおいかけた
こわいもんなどなかった
さいのうもつよさなんかも
はじめからありもしなかった
つじつづれあわせも
せいとうかもせずに
きょうもゆめをみても
いいかな
どうおもう
Tokyo