どんなにながいどうていもふりかえればほんのすうびょう
どうやらずいぶんきてしまったあいかわらずのどがかわく
あえてもどらないわけじゃないどうあがいてももどれない
うしろむきのまますすんでいくかもしれないまえをむくかだ
あしのはやいひとたちがつぎつぎおいこしきえていく
のこされたひとたちがしんじられるものはひとつだ
かれらにはなれなかったぼくらだけのせかいで
かれらにはなれなかったぼくだけのみらいへ
きづいたらもうこのあしはみちをつくりだしていた
ちずのないさばくで
どんなにながいどうていもさきをみればまたしんきろう
どうやらずいぶんつづくらしいすなぼこりにめをほそめた
あしのはやいひとたちがみずをもとめてはきえていく
のこされたひとたちはあきらめきれずすなをかんだ
かれらにはなれなかったぼくらだけのなみだで
かれらにはなれなかったぼくらだけのちかいを
きづいたらほらこのみちにはなはさきはじめている
ひとりじゃないさばくで
どんなにながいどうていもふりかえればほんのすうびょう
かれらにはなれなかったぼくらだけのせかいで
ひとりではなれなかったぼくだけのみらいへ
いつかはそうこのはながいちめんをあかくそめた
ちずのないさばくで