あしたの音がきこえる
さくらのはなびらがまう
まちのそらをつつむ
やさしさで
みなみかぜがふきぬけるとき
あたらしいきせつははじまった
あざやかなひざしにかがやきをましで
かわしあったしせんのすうと
つたえあったことばのかずだけ
いっしょにすすんでいけるはず
これからのふたりは
いきばもなくふるえてた
このこころもにどとまよいはしない
ずっとあこがれた『きょう』がここにある
さくらいろのまちはいま
そっとかたりはじめるよ
まぼろしとしんじつのすきまにあるものがたりを
うんめいをかえるこえが
むねのおくにみちあふれている
なによりつよくだれよりいとしく
しろいといきにこごえるたび
もてあますこどうがもどかしく
たいせつなひとことはいつもかすんで
うつむいたまなざしのいんも
しずかなえみにかくしたやみも
ひとつひとつをほどいていく
これからはふたりで
きのうまでのさびしさは
あわのようなかろやかさできえてく
きずなむすぶあのことばのちからで
さくらいろのまちをいま
たびだつときがきました
ゆめよりもはかなくて
おもいでよりなつかしくて
しゅくめいをこえるおもい
ここにちかうかけがえのない
あなたとともにいきるえいえんに
さくらいろのとおかい(まち)でいま
ときをとめておどりだす
ついおくのすてーじを
はしりぬけるしなやかさで
いのちをつむぐそのこえ
ひびけせかいゆさぶるほどに
はじまりの日をふたりでうたおう