うすぐらいよるのちいさなへやで
ひざをかかえてるひとりのしょうじょ
すこしだけほほえんでいるきみが
きれいななみだをうかべて
わすれさせてくださいきみを
ふれたそのゆびさきがいたい
どうかそのつくられたうそが
いつかしんじつにかわる
そのひまできみのてをつつむことができたなら
かなしみをわけあおうこころのおくのおりのなか
ひとかけらのつきあかりもささず
ひざをかかえてるひとりのしょうじょ
かすかにかかるちいさなといきが
わずかにおえつをまじえて
せまくとざされたやみだけが
むねのざわめきをおさえつけ
ぼくのそんざいすらうたがう
つかれはててねむるだけ
からみつくきみのてがぼくのこどうをはやめる
さびしさをまぎらわしふたりしずかによりそう
あさはようしゃなくぼくらをおそう
ひざをかかえてるひとりのしょうじょ
しせんはいつものよごれたとびら
こころのかぎがわからない
これはまるでじごくのようで
そしてじゅんすいなてんごくさ
きみとぼくはもうもどれない
けれどこのせかいはいつかおわる
そのひまできみのてをつつむことができたなら
かなしみをわけあおうこころのおくのおりで
からみつくきみのてがぼくのこどうをはやめる
さびしさをまぎらわしふたりしずかによりそう