まるでむかしばなしみたいにわらってはなせてもいえないきずがある
きのうのようにおもいだせるのにもふれることさえかなわないなんて
なんでもできそうなひ
なにもできなさそうなひ
だれもがふあんのなかをいきてる
ねむれないよるのどこかで
ほらみみをすませれば
おなじきもちをかかえてるから
ひとはあたりまえになれないものをさがすけれど
あるものをかぞえだしたらきりがないのに
むりしてだれかをえんじてはふとひとりになるとむなしくなって
なにかをはなしてないとぜんぶきえてしまいそうでこわかったから
あのころがすきだった
あのころとべつのひと
げんじつがおもいでをかすませてく
ねむれないよるのどこかで
あなたはゆめみてる
おもいだすこともないでしょう
ひとはひとにいやされてきずついてしまうけれど
だけどまだ「しんじる」ことをしんじていたい
そらのあおさもうみのしずけさも
だれのものでもなくひとつにつながる
ねむれないよるのどこかで
ほらこころをすませれば
ひとりじゃないってきづくでしょう
だれもがくらやみのなかで
いきるいみをさがす
そんなよるをいくどもこえ
つよくなれる
やさしくなれる