ちかづくまちのひかりうつした
にりょうでんしゃのまど
かなかながないてた
いつもとおなじなつのにおいがした
なれてきたとかいのかいさつぬけて
おおきなえきでしんかんせんにのった
かっておいたしょうせつはあきてしまったから
しばらくねむろう
きみのかみはもうずいぶんのびてしまったかな
それともちっともかわっていないのかな
なんだかなんだかむねがたかなる
まちはもうそこまで
きみのかみのはじがにしびに
すけてひかるのがきれいで
まだもうすこしだけ、よるよこないで
あの日そうおもった
だれもがこどもだとわらうけれど
ゆめのみすぎだとわらうけれど
それならぼくらはこどものままで
ゆめをみていたいよ
ちかづくまちのひかりのなかで
きみがまっているから
おねがいもうすこしだけ
ときよ、ぼくらをおとなにしないで
ふたりでいきてゆく
ただそれだけでぼくらつよくなれた
かなかながないてた
あの日もおなじなつのにおいがしてた
もうすぐきみにあえる
ひかりのなかできみがまっているから
だからおねがい、もうすこしだけ
はやく、いそいでぼくらのまちまで