おわることのないよるにおびえだす
やみよにまうちょうそうあざやかに
ふりみだしたはねまきちらしたあい
そのすべてがそうぼくをつくった
ほらきれいにさそうよみとれるほどうつくしく
きばをむけたのはぼくじゃなくてきみ
かみころされたいそうこのよるに
きりつけるほどにとぎすまされていく
そのすべてがそうきみをつくった
ほらきれいにさそうよみとれるほどうつくしくさいて
にがつのあめがつげたよきみがくれたやさしさを
ぼくのむねをつきさしたそれをなみだとよんだ
さけんでももうきこえないかなしいなよるのなか
いちどきりのよる
いちどきりのあい
いちどきりのとき
きえないように
なんどでもまざり
なんどでもおどり
なんどでもさけび
むねにきざんで
ほらもうすぐいくから
ねえさいごにきかせてほしい
きみを
にがつのあめがつげたよ
きみがくれたやさしさを
ぼくのむねをつきさした
それをなみだとよんだ
ほしをとじこめたよるは
きみのつめたいくちびる
だきしめたままのぼくに
そっとおわかれのあめ
さけんでももうきこえない
かなしいなよるのなか