すみわたるよるときをたどり
またたくひかりはいのちのひ
もしもふたりがかさなるなら
むなしくらせんをえがいた
かすむきおくにゆめをみては
ふたしかなぼくらがゆれる
こころをこがすきみのこえ
やくそくだけがとげをます
うつくしくさくはなのすがたに
きみがこわれてゆく
ぼくがこわれてゆく
はるかむかしにきいたような
なつかしいこえにめをさます
めまいのなかにうかぶきみは
せいじゃくをあざやかにやぶった
おなじせかいにおちていくけど
ねがったひびにはあえずに
こころをとかすやすらぎを
もとめつづけてきずつけた
たださきほこるはなのなみだに
きみがはなれてゆく
ぼくをとおざけていく
みちびくほしをなくしたまま
どこへたどりつくだろう
たがいのかげにとらわれていく
おわることなく
こころをこがすきみのこえ
やくそくだけがとげをます
うつくしくさくはなのすがたは
いまもまるで
けだかくゆれるきみのはな
ときにはかなくぼくをまつ
くりかえしていくかなしみのはて
ぼくはこわれてゆく
きみをこわしてゆく
ねむりによせたそのこたえ