百鬼夜行をきりさいて
うずうずのいぎょうが
百鬼ねりあるくつきいちどの
わがもののがおのろぼう

はえつくきょうのみやこに
あわれによこたわるむくろ
このよにのこしたうらみ
いくばくかはらさんと

月がもえつきた天の日があかとくろのもと
あふれだしたももの鬼がわれさきとよるをゆく

百鬼天変地異の前触れ
己が生業の代償
百鬼逃げ出すことも叶わず
あれよあれよの遁走

いんようのはざまから
ひびきわたるわらいごえ
あのよでむすんだちぎり
とこしえにわすれじと

つきがもえつきたてんのひがあかとくろのもと
あふれだしたもものおにがこぞりよるをゆく
やみがおどりだすみのひのやよいのそらには
あふれだしたもものおにがわれさきとよるをゆく

ワイショウなり、コソクなり
にくきふじわらだいごのいちぞく
すでになきものときひらに
かわいてほふるししそんそんども