ひかりをおそれて
じっとこきゅうをそらにまぎらわせてた
ささやきほどのこえを
だれかのかげのなかに
にじませてた

あたたかな
げんそうはおわる
しずむたいようともに

あかくそまるけしきにわたしはうたう
のどゆらしてほんとうにつたえたかったことを
きみのこえとかだれかのこえとはちがう
わたしだけにうまれたねいろで

それぞれがえがき
ねがうゆめはすこしずつちがうから
ぶつかりきしむおとも
このみみをふさがずに
いとわないで

だれだって
しんじつをむねに
それがすべてじゃなくても

あかくそまるまちはわたしにつぶやく
のどふるわせつたえないままにおびえてくの
ちがににじんでもすすむさきがいばらでも
きみがよんだこえにこたえるよ

ずっとふりつもった
かんじょうのかけらたち
"とどいて\"と
こいねがっただけでは
だれにもきこえはしないから

あかくそまるけしきにわたしはうたう
こめたおもいすべてがつたわらなかったとしても
だれのこえでもなくわたしがひびかせる
むねのおくにうまれたねいろで
きみがよんだこえにこたえるよ