ひとつ、ひかり
ふたつ、ながれるうみ
くりかえさないように
はじめてのふりをしよう
どうやらまた
ただいのちはふあんていで
なにかにすがるように
うつくしさとなづけようとしている
すくわれるひとがいる
かなしみにのまれてしまわぬように
げんそうをえがきつづけておこう
それをあかりとよぼう
まわってまわりきって
なんぜんなんかいめ?ひゃくなんじゅうおっかいめ
はりつめたいともかえはとうに着いて
かぜがまちをゆらして
そらをくろがつつんで
そう、またくりかえして
とりではもうくちはれて
いきをしているだいちもとしをおいていって
これではまたおなじけしきをみているみたいだ
すくわれるひとはいる
かなしみにのまれてしまうそのまえに
らくえんをしんじてみよう
あれをあかりとよばせても
あおいほのおがたちこめるなか
さいあいをまもってみよう
むだだとわかってもここなほど
しんぎわもいのっていよう
だれにもほどけない
こわしたり
こわされたり
ただひろくくらいさきに
なにがあるかみせてほしいの
うちゅうはいいこどくで
なかまにいれてほしいの
はかなくまぶしいせかいなだけに
がれきにうもれるおろかなからに
いきゆくむじょうをただしるたびに
うつくしさとよばずにはいられない