服をきがえてどこへゆこう
ひきだしにしまったかぎをつかんで
あせばむてをなくさぬよう
にぎりしめていた
きりさいてもみえないんだよ
みちびいてくれむのうのひと
ふりかえればくらがりで
いつかのこえがしてきがちって
あさがゆらいでるひがしのそら
すこしうごけなくなった
いきをきらしてひがしのそら
とぎれぬようまばたきこらえた
ぬりつぶしてもきえないんだよ
ちえかしてくれむのうのひと
ふりかえればすぐそこに
いつかのぼくがいて
こもりうたをずっとみみのおくへずっと
なんどかぎをはずしても
きづけばまたあしかせを
ふりはらうようにひかりへむけずっと
ふりまいてもふえないんだよ
はなひらけひとつでも
くりだすてはどろまみれで
ふはいにおわして
きりさいてもみえないんだよ
みちびいてくれむのうのひと
きみののうをみせておくれ
いまあけにゆくから
むのうのひと