ときをとめてきみのえがおが
むねのすなじにしみこんでゆくよ
やみのとちゅうでやっときづいた
すぐにきえそうでかなしいほどささやかなひかり
なまぬるいやさしさをもとめ
かわりつづけるまちのなかで
おわらないよくぼううめるより
なつかしいうたにもにた
あまいことばみみにとかして
ぼくのすべてをよごしてほしい
ただしいものはこれじゃなくても
わすれたくないあざやかでみじかいまぼろし
ひとつずつばらまいてかたづけ
うまれてしぬまでののるまから
かみのようなつばさではばたき
どこかとおいところまで
ときをとめてきみのえがおが
むねのすなじにしみこんでゆくよ
あまいことばみみにとかして
ぼくのすべてをよごしてほしい
ただしいものはこれじゃなくても
わすれたくないあざやかでみじかいまぼろし
それはまぼろし