ふきぬけるさくらよかぜ
はるはもうそこにしずかにまつ
ぬぐれないふるえるひびは
なにをかたるのだろう
よるのこえがさそう
あるきだしたらみちにまかせて
みずたまりこえあてもなく
たちどまらずにいつかのばしょを
ふとしたときにおもいださぬよう
ふきさらしこいぬになみだ
きみもいっしょにないてくれるか
いくみちのはてにみえる
まばゆいほしたちが
またたいててをふる
さくらどおりをつらつらあるく
つまづきながらあてもなく
いくはこうやからくえんなのか
のらいぬがかけていくさきはどこ
さりいくひとよこのみちのように
すべてどこかにつづくなら
きせつともにちったねがいも
いつの日にかはなをさかせるだろう
ときははるかにかぜがやさしく
なみだをみぞらえぬぐいさる
もどらないひびとえがおのかげも
すんだよるにとけ
あらがうときよもうさよなら
ゆみわりつきのむこうかわへ
ふきぬけるさくらよかぜ
はるはもうそこにまつ
ひとりしずかにまつ