ふいにおりだすあめのおと
こえをあげてなくくもたち

どうしてだろう
あなたのいないひびは
なれたはずなのに

むねにしずめたあくまが
こうしてかおをあらわすのは
なにもかもをおいてこれなかった
ばつなのでしょうか

あおいそらのしたそのふちで
あなたはだれかといきをする
しあわせですか
わたしのこどくは
おもたかったでしょうか

なきながら
わらってわらってあるきました
やさしいにわかあめといっしょに
ただしろくにじむふうけいのように
わたしはきえたかった
あなたからとおくとおくはなれたなら
このあめはとまるのでしょうか
わたしはまだふりそそぐあめのなかで
あなたをまってます

ふたつそろえたかっぷと
あなたのすきないろのはし
なにひとつが
いろあせぬそのまま
ねむりつづけてる

ごみをまとめたベランダで
あなたのざんがいがゆれてる
いくえてないこのかんじょうごと
すてられたらいいのに

なきながら
わらってわらってあるきました
ひだまりにさくにじさがして
あなたなどおいつけないところまで
わたしはいきたかった
あめのなかはしるはしるかかとのおと
あなたにはきこえるでしょうか
もうにどともどれないかえりみちで
わたしはさまよう

なきながら
わらってわらってあるきました
やさしいにわかあめといっしょに
ただしろくにじむふうけいのように
わたしはきえたかった
あなたからとおくとおくはなれたなら
このあめはとまるのでしょうか
わたしはまだふりそそぐあめのなかで
あなたをまってます

あなたをまってます