ゆびをひとみをこころでかたちをおぼえてる
あなたのしせんにいきがいをえた
だきしめてみたして
またたりなくなって
かまってくれなきゃ
だめになりそう
きにいろどった
あたしのりそうのやさしさは
ただあなたには
むいみなかざりもの
しかいきおく
きたいのかずだけかすれてる
はらりあいが
じめんにおちてゆく
かぜにゆれて
ひとしれずはなはちりぬるを
こんよいあたし
おろかなはいさくら
いまだかすかにきこえるあなたのひくいこえ
なみだでにじんでみだれるこころ
あなただけそれだけ
なにもいらなかった
はなしたそのてが
おしえてくれた
きにいろどった
あたしのいろしたはなびらと
まだちがういろ
どうかみつけないで
みらいえがお
きたいのかずだけかすれてる
はらりゆめが
じめんをそめていた
ほほをつたう
なみだひとしれずこぼれても
こよいあたし
よごれたはいさくら
むねにのこる
きたいのざんがいてのひらに
そっといき
せかいにちらばった
かぜにきえて
ひとしれずはいはちるけれど
いまだめぶく
あわれなはいさくら