よるのうでのなか
とけるはくじつむ
はりのぐらすには
みどりなすげんえい
くちびるみつるかおり
したにさずかしかんろ
といきへとかからみつく
ひすいのぬまのたまも
のどをつたうなめらかなるびろーどいろのほのお
かぐわしさにただれくゆるびくんのときよ
つきのなみだうけ
ねむるくさののに
ぎんのくものいと
はくだくのあさもや
そんざいなきこのみは
ろうかんのゆめひとや
めいていのそこいから
しらじらとめをあけて
うつろいゆくとらわれゆくすぐそこにはてに
ゆびをのばすおそれこがれいまひそやかに
みどりのはねまうようせい
やさしきけしんよわがたましいの
くちづけせんとかおり
したにとどまるすいろ
せいとしのはざまには
りょくまのたにのならく
うつろいゆくとらわれゆくただここにあるはてに
つまさきのせおそれこがれいまひそやかに
みどりのはねまうようせい
やさしきけしんよわがたましいの
はかなくはばたくわがたましいよ