このちじょうにあるものすべてが
ときとともにかたちかえゆくものならば
ぼくらがだいてるとうといものに
ほんとうにすがるかちはあるのでしょうか
きまぐれにつんだたおやかなはなは
みるかげもなくみにくくかれた
そんなふうにかわってしまうかな
とてもやさしいあなたも
せんねんつづくあいじょうを
せんねんつづくゆうじょうを
せんねんつづくあんしんを
せんねんつづくこうふくを
ぼくらはのぞんでやまないけれど
そんなものどこにありますしょうか
でんしゃのだっせんじこがおこったって
ゆうがたのてれびにゅーすでやっている
なくなったひとのかぞくやこいびとの
かなしみにめをそむけてしまう
おわりはいつかやってくるとしったとき
はじめてひとがいとしくなる
あなたじゃなくてよかったと思うぼくは
やはりあさましいにんげんでしょうか
せんねんつづくあいじょうを
せんねんつづくゆうじょうを
せんねんつづくあんしんを
せんねんつづくこうふくを
ばかげたことかもしれないけれど
あなたよどうかいきていて
あなたがいなくなってもいきるぼくを
ゆるせないといったらわらうでしょうか
ぼくがいなくてもいきていくあなたを
かなしぃといってはいけませんか
せんねんつづくあいじょうを
せんねんつづくゆうじょうを
せんねんつづくあんしんを
せんねんつづくこうふくを
せんねんつづくじふこころを
せんねんつづくやすらぎを
せんねんつづくゆうあいを
せんねんつづくねつじょうを
せんねんつづくいたわりを
せんねんつづくそうげんを
せんねんつづくせいめいを
せんねんつづくよろこびを
おわりがあるからうつくしい
そんなのわかりたくもないよ
おわりはいつもはやすぎる