ドア越しに響くその靴音
耳元近づくほど
早まるそれだけでああ
熱を帯びてゆくこの鼓動が
あなたには聞こえない
言葉で逃れる想い
塞ぐ、開く、唇で
ああ、見え隠れする胸の奥揺らめく影を
背中向け脱ぎ捨てるようにああ
抱いても抱いても
溢れる孤独はこの手すり抜けて
絡まってく深い場所で
限られた夢から覚めた
痛みを一つに重ね合えば
この世界に僕とあなた
二人以外誰もいない
感じ合う今がすべて
まだ身体に残る香り
嘘を塗り替えて
儚い時の上で
わずかな光さえ拒む指
降り注ぐ切なさに
形を失う願い
眩しすぎる最初から
ああ、まだこのままで何度でも奪うぬくもり
これが最後と思いながらああ
会いたい会えない
遠ざかる香り離れられなくて
求めてる何をしても
閉ざされた記憶の波を
忘れる人時誰といても
あなたすら気づいていない
もう一人のあなたをもう
僕だけが知ってるから
触れた罪と罰の虜
囚われた夜明け
隣で眠る夢を
抱いても抱いても
溢れる孤独はこの手すり抜けて
絡まってく深い場所で
限られた夢から覚めた
痛みを一つに重ね合えば
この世界に僕とあなた
二人以外誰もいない
感じ合う今がすべて
まだ身体に残る香り
手招いてほしい
儚い明日を永遠に