暗い 波が 押し寄せる 前に
叶うことのない 夢を 見せて?
あの日信じた 言葉が胸と
頭ん中で 刺さって もがく
予測値を超えるほどに
君の存在に 憧れてくんだ
すくい上げた 手から溢れるよに
目と鼻の先で 踊って見せて
ねえ?
あれはいつだったけな?
浮かんでは あわになって
僕を包み込んで
木の葉みたいに弄ぶ
まだ未完成だった 心で受けきれぬ
貫かれた 感覚器官 が
まだ 熱を 持つ
深い森の 先の奥の方で
叶うはずのない夢を見てた
例えだれかが 望むとしても
世界の隅っこで咲いた花を
知らない
期待値を越えるほどに
偽りに恋い焦がれていた
見透かされて あられもない姿で
潰され 滴る 甘い蜜を 分け与えて
あれはいつだったけな?
飼い慣らされていた。
ほら抗う間もなく
不完全なままで漂う
まだここに居たいのに
また突き動かされて
惑わされた 感覚器官が
まだ 幻像に 溺れてる
この終わらない夢と
現実との間で 見た
誰かの思惑が
僕の思考までも 弄ぶ
まだ未完成だった 心で受けきれぬ
貫かれた 感覚器官 が
まだ 熱を 持つ