あんなにいっしょだったのに
ことばひとつとおらない
かそくしていくせなかにいまは
あんなにいっしょだったのに
ゆうぐれはもうちがういろ
せめてこのつきあかりのしたで
しずかなねむりを
うんめいとうまくつきあっていくならきっと
かなしいとかさびしいなんていってられない
なんどもつなかったことばをむりょくにしても
たいくつなよるをつぶしたいいんだね
あんなにいっしょだったのに
ふそろいなふたりにいま
たどりつけるばしょなどないんだ
あんなにいっしょだったのに
はじめてあうよこかおに
ふしぎなくらいにみせられてる
とまどうくらいに
こころはどこにいる
どこにふかれている
そのひとみが
まよわぬように
あんなにいっしょだったのに
ことばひとつとおらない
うごきはじめたきみのじょうねつ
あんなにいっしょだったのに
ゆうぐれはもうちがういろ
せめてこのつきあかりのしたで
しずかなねむりを